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「親知らず」は抜いた方がいい?抜歯のメリット・デメリットを知ろう

2023年10月17日

皆さまは「親知らず」とは何か、ご存じですか?
いつ生えてくるのか、抜いた方がいいのかなど疑問に思ったことはないでしょうか?
今回は「親知らず」とはどういったものなのか、
抜く場合のメリット、デメリットについてそれぞれまとめてみました。
 

 

「親知らず」とは何か

親知らずとは、個人差はありますが大体15歳頃から一番奥に生えてくる永久歯です。
第三大臼歯、または智歯(ちし)とも呼ばれています。
誰でも生えてくる訳ではなく先天的に親知らずが無い方もいれば
上下2本ずつの計4本しっかり生えてくる方もいます。
親知らずが4本生えそろい噛み合わせも良ければ問題ありませんが、
例えば上2本の親知らずが先に生えてきた場合、噛み合う歯がなく下の歯茎を傷つけてしまう原因にもなります。
また、生えてくるスペースがない方だと顎の骨に埋まっているままだったり、斜めに生えてきたりすることもあります。
斜めに生えてくる場合、お口の粘膜に当たって口内炎ができる可能性や、手前の歯を押して歯並びを悪くしてしまうこともあります。
このように、親知らずが原因で他の歯やお口の中に影響を及ぼす場合や、痛み、腫れなど繰り返す場合は
親知らずを抜くことが必要になってきます。
そこで親知らずを抜くことのメリット、デメリットを見ていきましょう。

 

 

親知らずを抜くメリット

①むし歯や歯周病予防

親知らずがあると歯ブラシが届きにくく磨き残しが多くなるため、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。
そのため、親知らずを抜くことでむし歯や歯周病になる歯を減らすことができます。

口臭予防

親知らずがなくなり磨き残しが少なくなることで、お口の中が清潔になり口臭の改善や軽減ができます。

③咬傷予防

親知らずによって頬の粘膜などを噛んで傷つけてしまう「咬傷」が起こることがあります。
親知らずを抜くことで予防や対処ができます。

④歯並びへの悪影響を予防

親知らずが生えてきたときにスペースが少ないと、他の歯が押し出されて歯並びが悪くなることがあります。
親知らずを抜いておくと、そういった歯列への悪影響を防ぐことができます。

 

 

親知らずを抜くデメリット

①抜歯による痛みや腫れ

親知らずは、生え方や場所、方向など様々です。
特に、下の親知らずは神経と近かったり歯が埋まっていたり横向きに生えていたりすることがあり、場合によっては難しい処置となります。
そういった場合、処置後の腫れや痛みが長く続いてしまうことがあります。

②将来的な親知らずの活用ができなくなる

歯を失った際に親知らずが残っていれば、ブリッジや入れ歯の支台歯、移植などで活用できる場合があります。

 

 

年を重ねるごとに歯は硬くなり、抜くのに時間がかかってしまうため、20代前半までに抜くと良いでしょう。
また、若いうちは回復力が良いため抜いた後の傷口の治りが早いです。
親知らずの有無、位置や方向の確認として、お口全体のレントゲンを撮って確認してもらっておくとよいでしょう。

 

<参考文献>

■厚生労働省 e-ヘルスネット
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/teeth/yh-036.html