コラム
矯正といえばワイヤー?小児の矯正装置は取り外せるマウスピース型が主流
こんにちは。
品川区、都営浅草線「戸越駅」から徒歩5分の歯医者「なごみ小児歯科クリニック」です。
矯正治療といえば、銀色のワイヤーを歯にがっちり装着するもの。
こんな風に思っていはいませんか?
当院の小児矯正では、主にワイヤーではなく取り外せるタイプのマウスピース型矯正装置を使用しています。
そのため、「ワイヤーが痛そう」「見た目を嫌がりそう」といった心配はいりません。
普段通りに食事や歯磨きができて、お子さまにとって負担の少ない治療ができます。
では、マウスピース型の矯正装置とはどんなものなのか、一つひとつ見ていきましょう。
床矯正装置
お子さまの不正咬合は、多くが歯の大きさに対して顎が小さすぎることが原因です。
床矯正(しょうきょうせい)はマウスピース型の装置に付いたネジを回すことで、少しずつ顎を拡げて歯の並ぶスペースを作っていきます。
装着時間は睡眠中プラス6~7時間程度です。
床矯正は「歯の土台作り」を主な目的としており、1本1本の歯を動かす機能はありません。
乳歯がまだ残っている混合歯列期に床矯正で歯の土台を作り、永久歯が生え揃ったら、その土台に歯をきれいに並べていく治療に移行するのが一般的です。
子どものうちに床矯正をしておくことで歯を抜かずに済むことが多く、大きくなってから行う矯正治療の負担軽減になります。
マウスピース型歯列矯正用咬合誘導装置
歯並びはお口周りの筋肉や舌から受ける力に影響されます。
そのため口呼吸や舌の悪いクセ、唇を噛むクセ、指しゃぶりなどをしていると、美しい歯並びは形成されません。
マウスピース型歯列矯正用咬合誘導(こうごうゆうどう)装置はお口の悪いクセを直し、顔の筋肉や舌を適切に使えるようにトレーニングして歯と顎の位置を改善していきます。
4歳頃から使うことができ、睡眠中プラス1~2時間程度の装着で効果が期待できます。
抜歯をせずに矯正することができ、万病の元といわれる口呼吸を改善できるため、お子さまの健康面にも大きなメリットを得られる治療法です。
マウスピース型矯正装置
透明で目立ちにくいマウスピース型の矯正装置です。
複数枚のマウスピースを順番通りに付け替えて、少しずつ歯と顎を整えていきます。
装着時間は22時間(食事中と歯磨き以外は装着が望ましい)と長いですが、装着中も装置に気づかれることはほとんどありません。
ワイヤーに比べて痛みが少ないにもかかわらず、歯をしっかり動かす力があり、抜歯をせずに歯並びを整えることができます。
これまで透明のマウスピース型矯正装置は大人だけのものでしたが、当院ではいち早くお子さまが使用できるものを採用しております。
7~9歳頃に始めていただき、永久歯が生え揃ったら大人用の装置で仕上げをしていきます。
まとめ
どの矯正装置が合っているのかは、お子さまのお口の状態や年齢によって変わってきます。
また、症例によってはワイヤー型の矯正装置を使った方がよいケースもあります(幼少期にワイヤーを装着することはありませんのでご安心ください)。
当院では、なるべくお子さまの負担が少なくて済むように、保護者の方ともよくご相談しながらベストと思われる治療計画を立ててきます。
お子さまの矯正治療を検討している方は、大崎駅より徒歩14分、戸越銀座通りの「なごみ小児歯科クリニック」へお気軽にご相談ください。
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