ブログ|【公式】なごみ小児歯科クリニック|戸越銀座・大崎・五反田エリアの歯科・歯医者

 
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子どもの歯医者さん選び 「小児歯科」で診てもらう3つのポイント

2019年10月15日

 

子どもの歯医者さんはどのように選べばいいのか?
自宅の近くの歯医者さんでいいのか?
自分も通っている歯医者さんでいいのか?・・・

 

子どもは小さな大人ではありません。
歯学部の学生が学ぶ「小児歯科学」では、子どもと大人は根本的に違うとの認識で学問として学びます。
だからこそ、あなたのお子さんを通わせる歯医者さんには「小児歯科」を選んでいただきたいのです。
今回は小児歯科を利用するメリットを3つのポイントにしぼってまとめました。

 

ポイント1:子どもを受け入れる環境が整っている

 

 

小児歯科は、子どもが使用するのを前提にして環境づくりを行います。
子どもが親しみやすく緊張しない「設備」を整えるのは基本でしょう。
「人」も子どもの扱いに慣れていて、リラックスさせるテクニックを身につけているといえます。
さらに、ときには時間をかけて歯科用器具を慣れさせたり、器具を怖くないように使うといった「工夫」をしています。

 

歯がある限り歯医者さんとのお付き合いは続くものです。
子どもの時期に嫌な思いをして歯医者さん嫌いや「歯科恐怖症」になってしまう場合があります。
歯医者さんとの長いお付き合いに悪影響を与えてしまうかもしれません。

 

ポイント2:治療における3つのコントロール

 

 

治療のときは3つのコントロールを意識します。
まずは「痛みのコントロール」。
小さい子どもの場合は歯の神経が鈍感であり、大人にする方法で麻酔をしてしまうとトラブルになる危険性があります。
痛みのコントロールを心がけ、麻酔などをするときも子どもならではの処置をしています。

 

2つ目は「恐怖のコントロール」です。
歯医者さんでの治療は大人でも緊張するものでしょう。
子どもならば、なおさら。何もしなくても怖がってしまうのは当たり前です。
子どもが歯医者さんを怖がらないように、恐怖を取り除くような工夫を小児歯科では多く実施しています。

 

最後は「体動のコントロール」。
じっとしているのが難しい子どもの治療も小児歯科では多く実績があります。
歯科治療は一定時間じっとできないと治療中に誤嚥してしまったりケガをすることがあります。
怪我をさせないように工夫がされています。

 

ポイント3:今の一瞬だけでなく、成長する間の歯を長期的に管理

 

 

小児歯科の仕事はいまある虫歯の治療だけでにとどまりません。
これから生えてくる歯を虫歯や歯周病から予防するのも仕事です。
さらに「子どもの発育を診る」のは、一般歯科などとの大きな違いでしょう。
生え変わりだけではなく、アゴの歪みやかみ合わせによる健全な発育を阻害しかねない要因を見つけて取り除きます。

 

小児歯科では、大人の歯が生え揃うまでの子どもを診察の対象としています。
“子ども”といっても医療・保育・教育の分野によって分け方はさまざまですが、小児歯科が対象とする”子ども”は12〜15才くらいまで。
もちろん個体差があるので人により変わりますが、乳歯が生えてくる頃から永久歯が生えそろうまでの長い間子どもの歯を守るのが小児歯科の仕事です。

 

お子さんに合う小児歯科医探しをがんばりましょう

  

 

小児歯科を利用してほしいポイントを3つ紹介してきましたが、小児歯科の看板を出していても病院や診療所による違いがあるのも忘れないでください。
あなたはホームページをみて良さそうだと感じたとしても、実際にお子さんが診察を受けてみて気に入るかは別問題です。

 

合う・合わないはお子さん次第のため、合う小児歯科探しが課題になるかもしれません。
ご自身の目でクリニック内の様子やスタッフの対応をみるのはもちろん、お子さんの感想もしっかり聞きながら、多くのクリニックに足を運んでみてください。

 

また今回ご説明した以外にも、歯科にまつわる情報を別記事で紹介しております。
下のURLから合わせて読んでみてください。

 

■歯医者でできる“子どものむし歯予防”5つをご紹介!
https://www.nagomi-kids-dental.com/blog/2020/02/04/5-preventions-of-dental-caries-for-children-at-a-dentist/
■幼児期のおやつ 小児歯科医が教える“むし歯にさせない”ための2つのポイント
https://www.nagomi-kids-dental.com/blog/2019/12/02/an-early-childhood-snack-to-prevent-caries/

 

【参考情報】一般歯科・歯科口腔外科・矯正歯科!小児歯科以外の歯医者さんの特徴

 

 

歯科医院は「一般歯科」「歯科口腔外科」「矯正歯科」「小児歯科」の4つのいずれかを掲げています。

 

▼一般歯科
・歯の悩みを解決する“何でも屋”に近い
・大半が診療所の形態をとり、入院は受け付けない
・治療対象:虫歯、歯周病、そのほか抜歯・入れ歯・義歯の処置など

 

▼歯科口腔外科
・虫歯や歯周病の治療をのぞく、口の周りへの外科処置を行う
・内科の領域やストレス障害などもカバーし、領域が広い
・治療対象:炎症、外傷(交通事故・ケンカ・やけどなど)、腫瘍、アレルギー、神経疾患、感染症、奇形、各種症候群など
・国内の歯科口腔外科医数:4,087人(全体の4.0%)

 

▼矯正歯科
・矯正によって歯を正常な位置に移動させる
・見た目をよくするため(審美)の矯正は保険が適用されない
・治療対象:不正咬合、顎変形症など
・国内の矯正歯科医数:3,760人(全体の3.7%)

 

※歯科医数は、「平成28年(2016年)医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」より
※“審美歯科”・“予防歯科”・“歯周科”などのほかの診療科名をホームページで出している病院・診療所はあります。
条件を満たせばホームページでの掲載は問題ありませんが、看板やチラシでの掲載は規制の対象です