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「マウスピース矯正」のメリット5つとデメリット3つを紹介!!

2019年11月19日

 

「マウスピース矯正」とは? 
かかりつけの歯医者さんで勧められたのかもしれません。
“マウスピース”を使った“矯正”なのはイメージができても、昔ながらのワイヤーを使った矯正との違いを知りたいと思われていることでしょう。
そんな「マウスピース矯正」について、メリット5つだけでなく、デメリット3つもまとめてみてみましょう。

 

 

子どもの成長に合わせて行う「マウスピース矯正」

 

 

「マウスピース矯正」とは、プラスチック製の透明な器具をつかって歯を矯正する治療です。
以前から軽めの矯正や「ブラケット矯正」(金属の器具を付けてワイヤーを歯に通して行う矯正)の仕上げ段階で使われてきました。

 

近年ではマウスピース矯正を主体とした治療の人気が高まっています。
とくに小児歯科では、虫歯になりやすい時期のこどもの矯正としてむし歯になりにくい点も評価されている理由です。
最新のデジタル技術を駆使した3Dプリンターでの作製、通院回数や着用時間の負荷をへらせる商品の開発・販売も進められてきました。

 

目立たない・取り外しOK!マウスピース矯正のメリット5つ

 

 

なんとなくイメージは湧くかもしれませんが、より理解を深めるためにマウスピース矯正のメリットを5つ説明していきましょう。

 

マウスピース矯正のメリット(1):器具が透明で目立たない

治療で使うマウスピースは透明です。
1日20時間程度の着用が求められるため日中もつけたままですが、透明なので目立ちません。
矯正しているのを知られたくないお子さんにオススメです。

 

マウスピース矯正のメリット(2):取り外しが自由にできる

ブラケット矯正は、器具を固定してしまうため、自分で取り外せません。
またなにかの衝撃で器具が外れてしまった場合は歯科医に行って修正する必要があります。
マウスピースは口に入れて歯にはめ込むだけです。食事や歯磨きのさいに外してキレイにできます。
取り外せばいつもどおりなので、フルートやクラリネットなどの口で吹く楽器を演奏するお子さんにも良いでしょう。

 

マウスピース矯正のメリット(3):痛みやケガの心配が少ない

歯が動くため多少の違和感はありますが、金属製のワイヤーなどに比べるとマウスピースはプラスチック製なので痛みも少ないでしょう。
あわせて、口のなかが傷つく恐れも少ないです。
格闘技はもちろん、サッカーやバスケットボールなどの人と接触のあるスポーツをしているお子さんに向いています。

 

マウスピース矯正のメリット(4):金属アレルギーや金属を口に入れたくない子でも使える

ニッケルやクロムなど金属アレルギーを引き起こす危険性のあるワイヤーが、ブランケット矯正で使用される場合があります。
また口のなかに硬い金属を入れるのに抵抗のあるお子さんもいるでしょう。
そういった金属に対する不安がないのもメリットの1つです。

 

マウスピース矯正のメリット(5):ほかの治療の邪魔をしない

虫歯やホワイトニングをしているお子さんも多いでしょう。
マウスピースを外してしまえば、ほかの治療とも並行できます。
待ったり中断したりする必要もありません。

 

マウスピース矯正のデメリットも3つ理解しよう

 

 

続いてデメリットです。例として3つ紹介しましょう。

マウスピース矯正のデメリット(1):虫歯のリスクが増える場合がある

マウスピースと歯の間に食べもののカスがつまってしまうケースがあります。
取り外してマウスピース自体も歯もキレイに手入れする必要があるので、お子さんに注意喚起をしましょう。

 

マウスピース矯正のデメリット(2):歯の部位や状態によって対応できない場合がある

もともと軽い矯正に用いられる技術だったのを紹介しましたが、ズレやねじれが大きい複雑な歯並びの場合は対応できない可能性もあるのです。
ほかにも奥歯の調整など大きく歯を動かす治療では他の装置やブラケット装置の併用が必要になるケースもあります。

 

マウスピース矯正のデメリット(3):着用が不十分だと効果が薄まる

取り外しが簡単できるメリットの反対ともいえますが、着用時間が短いと効果が出ない場合があります。
長時間のマウスピースの着用に慣れるまで時間のかかるお子さんもいるでしょう。
ほかにも交換時期を守るなど使用上の注意を正しく守るのが求められます。

 

マウスピース矯正の費用はケースバイケース

 

 

費用を気にしない親御さんはいないでしょう。
費用の相場を出しているサイトもありますが、商品のメーカーや歯の状態・治療期間によって料金は大きく変わります。
ブラケット矯正より安く収まるケースが多いとはいわれていますが、個人差があり一概にはいえません。
かかりつけの歯科医に確認してみてください。

 

[参考情報]
————-
【ブランケット矯正】
上下装着→80〜100万円程度〜
【マウスピース矯正】
・1〜2本だけ→10万円程度〜
・上下どちらか→40万円程度〜
・上下装着/治療期間1年程度→60〜80万円程度〜
・重症/治療期間が長期→100〜120万円程度〜
————-
https://haisha-yoyaku.jp/docs/braces/orthodontic-mouthpiece.html より

 

マウスピース矯正は小学1〜2年生から

 


 

マウスピース矯正にかかる期間は1〜3年間程度です。
最初に検査をしてマウスピースを作り、矯正の進み具合によってマウスピースを新調したりしながら、1〜3ヶ月ごとの通院が発生します。

 

もちろん、個人差や矯正の方法によって一概にはいえません。
前歯だけならば、半年程度で治療が終了してしまうケースもあったりします。
取り外しが可能なため、患者さんの装着時間に治療効果が依存してしまう面もあるでしょう。

 

一般的に小学校1〜2年生が矯正に適した時期だと言われます。
大人の矯正治療と違い、こどもの矯正は成長を利用できます。
これは最大のメリットで抜歯など外科処置が必要になる矯正の可能性を少なくできるのです。

 

ただお子さんに矯正してあげたいと親御さん強く思っていても、お子さん自身が協力的でなかったりいやがったりしていては矯正治療はうまくいきません。
お子さん自身が取り外しの装置について理解ができるかも目安になります。

 

適切な時期に治療を受けやすくする為にもかかりつけの小児歯科を見つけておくと良いでしょう。
顎の歪みなどがあり、より早くから矯正を始めたいとお考えの場合は小児歯科医に相談してみてください。
お子さんの口内の状況に応じて矯正方法などを一緒に考えていきましょう。

 

また今回紹介した「マウスピース矯正」以外でも、お子さんの歯並びや噛み合わせを正しく守っていくためのノウハウを別記事でまとめています。
下のURLからアクセスしてぜひ読んでみてください。

 

■これは要注意!歯並び・かみ合わせが悪くなる習慣
https://www.nagomi-kids-dental.com/blog/2019/10/28/bad-habits-on-teeth/
■「義歯・入れ歯」って、子どもにも必要なときがあるんです。
https://www.nagomi-kids-dental.com/blog/2020/01/21/about-denture-for-children/